ピーチマン

Dub Me Crazy

本日の安倍首相会見 私見

通常国会が会期末を迎え、本日安倍首相が行った会見を仕事上がりに読んだのですが、私の知識不足で内容理解が難しかった為、自分でわかりやすいようにコメントを入れていきました。忘備録として残しておきます。青字が私のコメントです。原文は下記記事です。

blogos.com

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本日、通常国会が閉会いたしました。この国会で成立した法律や予算によって、
 
1.介護休業給付の拡充
→ サラリーマンに介護手当を付けます。お年寄りが増えていますが、若者達の負担は減らすつもりです。だから元気に仕事してくださいね。
 
2.介護や保育の受け皿整備
→ 保育園も老人ホームももっと作ります。作ったらもっと若者仕事しやすいですよね?介護職の仕事も増えるし、いいこと尽くしじゃないでしょうか?
 
3.不妊治療への100%助成
→ 不妊治療費用は政府、行政が肩代わりしますね。もっと子供作っていきましょう。
 
→ 離婚しても扶養増やすんで大丈夫です。安心して結婚して子供作っていきましょう。
 
など、一億総活躍社会の実現に向け、新たな取り組みが次々とスタートいたします。少子高齢化の流れに歯止めをかけ、誰もが生き甲斐を感じられる社会をつくる。
→ 若者がどんどん仕事して、子供を産んだら社会は元気になると思います。
 
一億総活躍の未来を切り開くため、大きな一歩を踏み出す、未来へと挑戦する国会になったと考えています。 
→ 若者を助ける政策を沢山入れました。いい感じになったと思います。
 
他方、足下では、新興国や途上国の経済が落ち込んでおり、世界経済が大きなリスクに直面している。こうした認識を、先般伊勢志摩サミットに集まった世界のリーダーたちと共有しました。 
→ 日本はいい感じだと思うんですけど、アジアとか東南アジアとか、ぶっちゃけそこまで伸びてない気がするんですよね…怖い…。
 
先般の熊本地震では、熊本や大分の観光業や農業、製造業など、九州の広い範囲にわたって、経済や暮らしが打撃を受けています。これらが日本経済にとって、新たな下ぶれリスクとなっている。最悪の場合、再びデフレの長いトンネルへと逆戻りするリスクがあります。 
→ 国外経済の悪化とか地震とか予想もしなかった悪い事がなんだか起きそうじゃないですか?みんなまたお金を使わないようになるんじゃないかなって…。
 
今こそ、アベノミクスのエンジンを最大に噴かし、こうしたリスクを振り払う、一気呵成に抜け出すためには脱出速度を最大限まで上げなければなりません。
→ もっともっとみんながお金を使う社会にしていきたいんです。
 
アベノミクスをもっと加速するのか、それとも後戻りするのか。これが、来る参議院選挙の最大の争点であります。 
→ ここでちょっとビビらず下記どんどんやっていきましょうよ。
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1.大胆な金融政策
2.機動的な財政政策
3.民間投資を喚起する成長戦略
 
1.大胆な金融政策 例
2%のインフレ目標
無制限の量的緩和
円高の是正と、そのための円流動化
日本銀行法改正
 
2.機動的な財政政策 例
大規模な公共投資(国土強靱化)
日本銀行の買いオペレーションを通じた建設国債の買い入れ・長期保有
ただし国債そのものは流動化
 
3.民間投資を喚起する成長戦略 例
「健康長寿社会」から創造される成長産業
「日本版NIH:国立衛生研究所」  
全員参加の成長戦略
世界に勝てる若者
女性が輝く日本
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伊勢志摩で取りまとめた合意を議長国として、率先して実行に移す決意であります。
→ 色々国外の合意は取ったのでとりあえず進めますね。
 
アベノミクスの3本の矢をもう一度力いっぱい放つため、総合的かつ大胆な経済対策をこの秋、講じる考えです。 
→ この秋にもっといい感じの事、考えてるんですよ。
 
TPPの早期発効を目指します。さらには、日EUEPAなど、良い物が良いと評価される自由で公正な経済圏を世界に拡大することで、新しい投資機会をつくり出します。
→ 外国ともっと商売しやすくするので、何か新しいビジネス考えてくださいね。
 
現下のゼロ金利環境を最大限に活かし、未来を見据えて民間投資を大胆に喚起します。
→ 金利はゼロ近いんで、みんなもっとお金借りてほしいですね…。
 
新たな低利貸し付け制度によって、21世紀型のインフラを整備します。
→ お金を借りていただいて、デッカイ事をやって欲しいですね…。
 
リニア中央新幹線の計画前倒し、整備新幹線の建設加速によって、全国をひとつの経済圏に統合する。地方創世街道をできるだけ早くつくり上げます。
→ リニアとか新幹線作って地方行きやすくしたら地方でも商売しやすくなりますよね…?
 
保育所や介護施設の整備など、未来の一億総活躍社会を見据えた投資を力強く進めます。
→ 子供とお年寄りに関する若者への負担は減らすので、ガンガン結婚して子供を作って欲しいですね。
 
最大のチャレンジは、多様な働き方を可能とする労働制度改革です。長時間労働の慣行を断ち切る。雇用形態に関わらない均等待遇を確保する。そして同一労働同一賃金を実現します。非正規という言葉を日本国内から一掃する、その決意で、全体の所得の底上げを図り、内需をしっかりと拡大していきます。
→ 一番やる気なのは働き方のルールを作る事です。ダラダラ仕事するのは止めていただいて、派遣も廃止しますね。給料は全体的に上がるはずなので、みんなもっとお金使ってくだされば、と。
 
こうした諸改革と合わせて、今なお地震が続く、熊本地震の被災者の皆さんの不安な気持ちに寄り添いながら、被災地のニーズをしっかりと踏まえつつ、本格的な復興対策を実施致します。
→ 復興対策も忘れてません。
 
G7で協力し、世界的な需要を強化するため、将来の成長に資する分野で大胆に投資を進める。
人工知能、ロボット、世界に先駆けた技術革新を日本から起こす。しっかりと内需支える経済対策を行う考えであります。
→ 皆の税金は、AIとロボットにバチコン使います。
 
その上で、来年4月に予定される、消費税率10%への引き上げについてお話いたします。1年半前の総選挙で、私は「来年4月からの消費税率引き上げに向けて必要な状況を作り上げる」と、お約束しました。そしてアベノミクスを強力に押し進めて参りました。現在、有効求人倍率は24年ぶりの高い水準となっています。それも都会だけの現象ではありません。就業地別で見れば、北海道から沖縄まで47の都道府県すべてで一倍を超えました。これは史上はじめての出来事であります。一人の求職者に対して一つ以上の仕事があるという状況を作り出すことができたんです。リーマンショック以来、減少の一途を辿っていた正規雇用は、昨年8年ぶりに増加に転じ、26万人増えました。この春の高校生の就職率は、24年ぶりの高さであります。大学生の就職率は過去最高となりました。中小企業の倒産も、政権交代前から3割減少しています。ここまで倒産が減ったのは、25年ぶりのことであります。所得アップについて、連合の調査によれば、中小企業も含めて、一昨年、昨年に続き、今年の春も3年連続で、今世紀に入って最も高い水準の賃上げを実現することができました。今世紀に入って最も高い水準であります。それを実現することができたんです。そして、パートの皆さんの賃金も過去最高を記録しています。一部の大企業で働いている方の給料が上がっただけでは決してありません。パートで働いている皆さんの時給も過去最高となっているんです。どうかここも見ていただきたいと思います。雇用をつくり、そして所得を増やす。まだまだ道半ばではありますが、アベノミクスは順調にその結果を出しています。
→ アベノミクスエエ感じ。
 
しかし、世界経済はこの1年あまりの間に想像を超えるスピードで変化し、不透明感を増しています。最大の懸念は中国など、新興国経済に陰りが見えることです。リーマンショックに匹敵するレベルで原油などの商品価格が下落し、さらに投資が落ち込んだことで、進行国や途上国の経済が大きく傷付いています。これは、世界経済が成長のエンジンを失いかねないということであり、世界的な需要の低迷、成長の減速が懸念されます。世界の経済の専門家が今、警鐘を鳴らしているのは、まさにこの点であります。これまで7回にわたって、国際金融経済分析会合を開催し、ノーベル経済学賞を受賞したスティグリッツ教授やクルーグマン教授をはじめ、米国や欧州、アジアの経済の専門家から直接意見を伺ってまいりました。その専門家の多くが、世界的な需要の低迷によって、今年、そして来年と、さらなる景気悪化を見込んでいます。こうした世界経済が直面するリスクについて、G7のリーダーたちと伊勢志摩サミットで率直に話し合いました。その結果、新たに危機に陥ることを回避するため、適宜にすべての政策対応を行うことで合意し、首脳宣言に明記されました。私たちが現在直面しうているリスクはリーマンショックのような金融不安とは全く異なります。しかし私たちは、あの経験から学ばなければなりません。2009年、日本経済はマイナス成長となりましたが、その前年の2008年時点では、IMFも4%近いプラス成長を予測するなど、そのリスクは十分には認識されていませんでした。直前まで認識することが難しい、プラス4%の成長予測が一気にマイナスになってしまう、これがリスクが現実のものとなったときの危機の恐ろしさです。私は、世界経済の将来を決して悲観している訳ではありません。しかしリスクには備えなければならない。今、そこにあるリスクを正しく認識し、危機に陥ることを回避するため、しっかりと手を打つべきだと考えます。今般のG7による合意、共通のリスク認識のもとに、日本として構造改革の加速や財政出動などあらゆる政うを総動員してまいります。そうした中で、内需を腰折れさせかねない消費税率の引き上げは延期すべきである、そう判断いたしました。
→ なんかさ、うまく行ってるし、ちょっと今、消費税増税みたいな無茶、やめとけへん?
 
いつまで延期するか、についてお話しいたします。中国などにおいては、過剰設備や不良債権の問題など、構造的課題への対応の遅れが指摘されており、新興国経済の回復には時間がかかる可能性があります。そうした中で、世界的な需要の低迷が長期化することも懸念されることから、できる限り長く延期すべきとも考えました。しかし、私は財政再建の旗を降ろしません。わが国への国際的な信任を確保しなければならない。そして社会保障を次世代に引き渡していく責任を果たす。安倍内閣のこうした立場は揺るぎないものであります。2020年度の財政健全化目標はしっかり堅持します。そのため、ぎりぎりのタイミングである2019円10月には消費税率を10%に引き上げることとし、30ヶ月延期することとします。その際に、軽減税率を導入いたします。
→ まぁ、1回言ったっちゃ言ったし、2019年にはやるよ。やります。
 
3年間のアベノミクスによって、国・地方を合わせて税収は21兆円増えました。その2年半の延期によってその間にアベノミクスをもう一段加速する。その事で、さらなる税収アップを確保し、2020年度のプライマリーバランスの黒字化を目指す考えであります。
→ まぁ、大丈夫、今やらんほうが絶対いいと思う。
 
1年半前、衆議院を解散するに当たって、まさにこの場所で、私は消費税率の10%への引き上げについて「再び延期することはない」とはっきりと断言いたしました。「リーマンショック級や、大震災級の事態が発生しない限り、来年4月から10%に引き上げる」と、繰り返し、お約束してまいりました。世界経済は今大きなリスクに直面しています。しかし率直に申し上げて、現時点でリーマンショック級の事態は発生していない。それが事実であります。熊本地震を大震災級だとして、再延期の理由にするつもりももちろんありません。そうした政治利用は、ひたすら復興に向かって頑張っておられる皆さんに、大変失礼だと思います。ですから、今回再延期するという私の判断は、これまでのお約束とは異なる、新しい判断であります。「公約違反ではないか」とのご批判があることも真摯に受け止めています。
→ まぁ、確かに言った、言ってました。けど、今やらん方が良くない?
 
国民生活に大きく影響を与える税制において、これまでお約束してきたことと異なる判断を行うのであれば、まさに税制こそ民主主義であります、であるからこそ、まず国民の皆さまの審判を仰いでから実行すべきであります。「信なくば立たず」。国民の信頼と協力なくして、政治は成り立ちません。新しい判断について、国政選挙であるこの参議院選挙を通して国民の信を問いたいと思います。国民の信を問う以上、目指すのは、連立与党で改選議席の過半数の獲得であります。これは改選前の現有議席を上回る高い目標でもあります。さらに野党は、政策の違いを棚上げしてまで、選挙目当てで候補の一本化を進めています。大変厳しい選挙戦となる。それは覚悟の上であります。しかしこの選挙で、しっかりと自民党公明党の与党で過半数という国民の信任を得た上で、関連法案を秋の臨時国会に提出し、アベノミクスを一層加速させていく、その決意であります。9年前、私は総理大臣として、あの夏の参院選で大敗を喫し、その後、総理の職を辞することとなりました。あの時の挫折は今も私の胸に深く刻み込まれています。困難な政策であればあるほど、国民的な理解を得て、国民と共に前に進むほかに道はない。これがあのときの反省であります。その反省の上に、この3年あまり、国政に邁進して参りました。4年前の総選挙、3年前の参議院選挙、1年半前の総選挙。国民の皆さんから大きな力を頂いて、アベノミクスを加速することができました。その結果、世の中の雰囲気は、確かに、皆さん、大きく変わった。大きく変わったことは事実であります。まだまだ道半ばでありますが、雇用は確実に増え、所得も確実に上がっています。この道を力強く前に進んでいこうではありませんか。4年前の、あの低迷した時代後戻りさせてはなりません。世界経済がリスクに直面する今、ロケットが大気圏から脱出するときのように、アベノミクスのエンジンを最大限に噴かさなければなりません。デフレからの脱出速度をさらに上げていなかればなりません。そのためにもはもう一度、国民の皆さまの力が必要であります。国民の皆さまのご理解とご支持をお願いいたします。
→ いや、ほんま結果出てるし、信じて? とりあえず現状維持で行っとこ?絶対いけるし。な? 
 
(日本人)

(日本人)

 

 

オバマ米国合衆国大統領のベトナムの若者に向けたスピーチ翻訳3 Q&A編後半完結

昨日から引き続き、下記オバマ米国合衆国大統領がベトナムの若者に向けたスピーチでのQ&Aセッション部分後半の翻訳です。本記事で完結です。
 
米国合衆国大統領の言っている事を翻訳するには、世界平和というスコープで読まないと理解が難しい、という事がわかりました 笑 (結構真面目な意見。)

逆を言えば(良くも悪くもあると思いますが)、普段私がどれだけ小さいスケールで物事を考えているのか、という事を学ぶ事が出来ました。オバマ大統領、ありがとうございました。
 
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質問5:モンタナ州の大学から来た学生
 
地球レベルの環境問題、地球温暖化についてお聞きします。メコン川には沢山の水力発電ダムがあります。ダムを作る事は簡単ではありません。周辺国はそのダムの水力発電に頼っています。メコンデルタ地域各国を、経済と環境の利点を維持する為に団結させられるような提案はありますか?
 
またこの先5年、マリア(オバマ大統領の娘、今年ハーバード大学に進学が決まった)が卒業する事になるであろう年まで、貴方は何処で何をするつもりですか?依然忙しくするつもりですか?
 
 
そして5年後、ドナルド・トランプヒラリー・クリントン、もしくはバーニー・サンダースは大統領の任期を終えていると思いますか?
 
オバマ米国合衆国大統領:
メコンにおいては、ASEAN各国、東アジア首脳会議、メコンデルタの作業グループ、国務省を通じ私はメコンデルタ地域の人々に、国を超えた持続的な環境作りの計画作成を手助けする仕事をしていました。
 
貴方は指摘は正しいです。大きな課題の1つはメコン川を含む水資源への対処です。同じような問題はメコンデルタ地域以外でも起こっています。大きなダム建設プロジェクトは、意図していない結果を引き起こす事があるのです。
 
それは環境悪化を引き起こしている場所には共通のもので、私達は技術的なサポートを通じて、影響を被る国々と共に継続して働きかけるつもりです。
 
願わくば意味の無いダム建設を阻止する為、国際的なレベルでの話し合いが行われるよう情報の力が正しく使われる事を望みます。
 
例えばASEAN地域にて、小さい国々が共に働きかける事で情報の力がより大きくなる事がありました。それは環境問題に於いても、経済問題に於いても、安全保障問題に於いても起きています。
 
私は大統領になって以来、ASEAN諸国の為により多くの時間を費やさなければという大きな使命感がありました。今は過去とは違います。今、ASEAN諸国は政策決定の為の効果的なツール、情報の力を持っているのです。
 
またこの5年間ですが、世界の何処をみても若者達はとても素晴らしい事をしようとしています。それらを見ていると私はとてもエキサイティングしてしまいます。
 
私は今後、自分が過去に散々行って来た地域組織化活動のような公共政策を作る仕事をもう一度する事になるんじゃないかな?と自分自身を疑っています。その事によって私が今よりも少しも有名になること無く、ね。
 
また、米国の法律に関してですが、それはある意味楽観的だと言えます。他の国々は米国の選挙の仕組みを見て「なんてしっちゃかめっちゃかなんだろう」と思うでしょう。しかし最後には大抵、私達はなんとかしてしまいます。
 
なぜなら米国人は善良で寛大、真面目でハードワークを厭わない民族だからです。一般的な米国人は善い選択をしますよ。
 
米国の偉大な事の1つは、失敗した時でさえそれを正しい事として調整し、違った道を選べる事です。全ては大丈夫なのです。お約束します。
 
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質問6:
貴方はとてもハンサムですね!
 
オバマ米国合衆国大統領:
あぁOK、それで充分です。そこで止めときましょう!
 
質問6:
私の質問は人材と才能の管理についてです。AEC(アセアン経済共同体)とTPPへの参加は、ベトナムの才能ある人々を魅了したい外国企業への、ベトナムの大いなる挑戦であると示す事が出来ると思います。ベトナムの人達に彼ら自身の発展を追求する方法を提案出来ますか?
 
また、私達はどうやってベトナムの才能ある人々をベトナムに引き止める事ができますか?そしてベトナムの起業家にとっては確保すべき人材を失う事になるのでは?と心配しています。若い起業家はどのようにしてこの事と向き合うべきでしょうか?
 
オバマ米国合衆国大統領:
TPPによって、新しいビジネスの機会と、出資者やビジネス・パートナーとして他国の企業がベトナムにやってくるでしょう。私はもし彼らがベトナムの文化と仕組みを受け入れたら、多くの企業がベトナムのビジネスパートナーになりたいと思うと思いますよ。
 
彼らは若い才能を探しています。もし貴方がベトナムでビジネスを始める外資系企業に、ベトナムの才能溢れる人を紹介する会社を始めるならとてもうまく行くと思いますよ。
 
これは私が得意とするエリアではありませんが、例えば私が知っている所では、履歴書をアップロード出来るLinkedInのようなデジタルプラットフォームがそれに当りますね。
 
とても強力な仕組みです。貴方はそのような事をベトナムで始める事が出来ると思います。
 
起業家についての質問ですが、ちょっと質問内容が分かりづらいですね。才能あふれるベトナム人が何処か外国に行ってしまう、ですか?ベトナム政府は如何にこれらの才能溢れるベトナム人を引き止められるかですか?頭脳流出のような事態が起きる事を心配していますか?
 
なるほど、才能ある人を引き止める為の一番いい方法は報酬の仕組みを確かなものにすることです。つまり才能ある人が簡単にビジネスをスタート出来る、強力な法律と教育システムを用意するという事です。
 
税制やインフラについて政府の方針をはっきりと打ち出す事もとてもいいでしょう。そうすれば人々はここがビジネスをするには一番良い場所だと考えるようになります。
 
人々は国外に出る機会があっても普通は故郷の国を去りたくないものです。人々が去る時、それは物事に行き詰まった時です。
 
TPPに於いて、ベトナム政府はより良いビジネス環境を推進する為に法改定を行うでしょう。なので故郷の国を去る理由はあるはずもありません。
 
また、汚職が多いと人々はフラストレーションが溜まります。その時にも才能ある人は去っていきますね。後は良い教育システムが無い時もです。
 
より良い教育システムを本当に必要としているのは貴方ではありません、貴方の未来の従業員達です。彼らはまた、より良いインフラ、綺麗な道路、そして21世紀のビジネスを行う為のワイヤレスのサービスを求めているはずです。
 
環境問題に関連して、幾つかの国々では雇用を拡大する事が難しい事がわかりました。なぜならいくつかの都市では息をするのでさえ辛い事があるからです。人々はもし自分の子供が喘息持ちで息がしにくいのであれば、空気が悪い街で子供を育てたがらないのです。
 
もし貴方が才能溢れる人々を求めているのであれば、彼らのQuality of Lifeに注意を払うべきです。どの国に於いてもこの事が最後には力を発揮するはずです。
 
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質問7:クリスティーナさんとホアさん
 
私達は米国の人身売買から人々を救う機関で働いています。ベトナムではTPPの実施と共に、沢山の国々が彼らの工場をベトナムから撤退させると考えられています。人身売買業者は、この件で失業する労働者達につけこもうと考えているはずです。米国政府は現在、人身売買を防ぐために何をしていますか?
 
オバマ米国合衆国大統領:
人身売買防止は私達が最優先としているものです。米国では人身売買を防ぐ為に他国と協力出来る一連の政策があります。
 
それらは執行方法と執行機関の調整を行った事で現在、少しづつ成果が出てきています。人身売買組織にいいように利用されている人々を特定するには、非政府組織が大きな助けになってくれました。
 
TPPに於いて、米国合衆国は人身売買を防止する法規定がありますが、もしベトナムもTPPを早く進めるのであれば国内はそうですし、国を超えた人身売買も防ぐ為の然るべき法規定を持たなければなりません。
 
マレーシアでは移民の労働者を管理、保護する為に政府がどんなことが出来るかが重要な課題の1つになっています。それは然るべき監視方法についての法規制が必要だという事です。
 
人身売買業者は大抵とても賢く、1つ犯罪ルートを潰してもすぐまた別のルートを作ります。
 
彼らは大抵、自暴自棄になっている人々を狙います。政府主導で自暴自棄になっている人達を発見するのは難しいと感じています。パートナーとして非政府組織、人権保護団体に助けを依頼するべきです。私達は人身売買業者に負けない、どのような状況にもすぐに適応出来る柔軟さを身に付ける必要があるのです。
 
最後にですが、東南アジアの農村部の人々に仕事を提供する事、それは一番良い方法です。仕事を与える事は村々の若者に生計を立てさせ、教育を受けるチャンスを与える事になるからです。
 
人身売買業者は大抵、教育を充分に受けていない絶望的な状況にいる少年少女を一番に狙います。つまり仕事を提供して教育を受けさせる事は結局、人身売買を減らす事に繋がるのです。
 
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質問8:ニャット・リン 映画製作者

私はオバマ大統領の個人的な事に興味があります。あなたは今日のQ&Aの中で若い時は遊び回っていたと仰っていましたね。私はインターネットの記事で、貴方が以前マリファナを吸っていた事を知りました。何が以前の遊び回っていた貴方を、社会について考える人に変えたのかとても気になります。若者の多くは貴方の若い時と同じようなものですからね。

オバマ米国合衆国大統領:
私は以前「Dreams from my Father」(オバマ大統領の自伝)という本を書きました。貴方は、私が如何に自分の中にあるものに気づき、遊び回っていた過去と決別する事に決めたのか、私と全く同じ感覚を得る事は難しいはずです。
 
なぜなら私は若い時、自分の父を知りませんでした。私は祖父母と母に育てられたのです。私は多少反抗的だったと思います。何故なら父がいなくて寂しかったからです。

しかし歳をとるにつれ、居ない父について心配するよりも私は、自分に何をしてあげるべきか考えるようになりました。

その結果勉強するようになり、社会問題についてもっともっと考えるようになったのです。
 
私がリーダーになることについて学んだ事の1つは、人々は時にはお金や権力、または具体的な報酬を与えられる事によって動機付けられますが、人々はまた、人生や国、組織についての「ストーリー」を与えられる事によっても動機付けられるのです。

貴方がどんな会社、政治局、非営利団体にいようと、そこにいる人々に彼ら自身のストーリーを聞く事はとても価値ある事ですよ。何故なら大抵その事で、貴方は彼らのモチベーションの源泉を知る事が出来るからです。私達が一丸となる時、それは良いストーリーをお互いで共有したからなのです。

米国合衆国は独立宣言、「我々は平等である」というとても良いストーリーを持っています。
 
独立宣言が作られた時、米国合衆国は存在していませんでした。私達が考えられる限りの、とても良いストーリーがあっただけなのです。

ベトナムの人々もそのストーリーに魅了されましたよね?ベトナムが独立する際、ホーチミン国家主席は米国の独立宣言を引用しました。私達にとって、ストーリーを共有する事はとても大事な事なのです。

最後に、貴方がインターネットで読んだ記事は信じないように。
 
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最後の質問:スボイ サイゴンのラッパー
アーティストとして私達は言いたい事が沢山ありますが、国にとってアートと文化を推進させる事はどれくらい重要な事なのでしょうか?

オバマ米国合衆国大統領:
おぉ、あなたはラップ出来るんですね?質問に答える前に貴方のラップを見せて下さい。ビートが必要ですか?(ブッブブッブブ
 

www.youtube.com


スボイ:
金持ちだけど、とてもハッピーな人々について今ラップしました。しかしベトナムでは女性はラップするべきじゃないと言われるんですよ。

オバマ米国合衆国大統領:
なるほど、それは米国においても同じですね。アートは重要ですよ。表現する事はとても大事な事です。
 
先ほどの映画製作者の方に伝えたかった事は、音楽や詩を通じてあなたの生き方を表現することで、どのように人々をインスパイアするべきだろう、という事です。

人生はやらないといけない事の連続ですよね、食べる事、仕事、道路を作る事、そして建設されるダムが本当に無害であるかどうか確認する事など、やらなければならない事が沢山あります。

しかし私達はまた、魂を持っていますよね。どのように私の魂を表現すればいいのでしょう?どのように他人と共存していきたいですか?

アートについての最も重要な事の1つは、貴方が貴方自分についてどう考えるかというよりも、他人の痛みや希望を感じる事が出来る、という事だと私は思います。
 
私達が共に感じる事が出来る何かがある事を理解する、という事です。

だからもし私がアフリカの誰かが書いた小説を読んだなら、私は如何に私達が同じであるかを深く理解出来ます。もし私がベトナム語のラップを聴けば、きっとそれは私の中の何かと繋がるはずです。私はかなりベトナムに近づけたと感じるはずですよ。

それはつまり、私達が如何にお互いに働きかける事が出来るか、という事なのです。

アートは時に危険です。政府はアーティストの表現について神経質になる事があります。しかしもし貴方が貴方を表現する事を抑えてしまったら、貴方はまた自分の魂も抑える事になります。

米国の偉大な事の1つは、貧しいアメリカ人の日常を表現したラップを沢山世界に広めた事ですね。

人々がラップを始めた時を想像してみてください。米国政府はこれを徹底的に禁止しましたか?何故ならご存知のようにラップは大抵荒々しく、罵る表現が多分に含まれているから?それなら私達が今、ヒップホップを通じて感じた事は存在しない事になってしまいます。

あなたはベトナムの人々に彼ら自身を表現する事をもっとさせるべきです。
 
(終わり)
 
マイ・ドリーム―バラク・オバマ自伝

マイ・ドリーム―バラク・オバマ自伝

 

 

オバマ米国合衆国大統領のベトナムの若者に向けたスピーチ翻訳2 Q&A編

昨日から引き続き、下記オバマ米国合衆国大統領がベトナムの若者に向けたスピーチでのQ&Aセッション部分の翻訳です。翻訳のプロではないのでその点、ご了承くださいませ。
(少々長かったのでQ&Aの後半は明日… → 後半分も翻訳しました。
 
質問1:
 
ベトナムの企業は最高級のプラスティック製品を生産しています。家電や車、航空業界、その他プラスティックを扱う米国のトップ企業と接触する機会をいただけますでしょうか?私はベトナムにおけるサプライヤーになり、誠実で責任ある仕事としてコミットしたいと考えています。
 
オバマ米国合衆国大統領:
私達は新しい事業を始め、仕事やサービスを生み出す起業家をサポートしたいと考えています。昨日、商品取引のプラットフォームを作っているという数名の起業家に会う事が出来ましたよ。
 
どうして私達がTPPを進めなければならないかと言うと、TPPは商品取引の際の国家間の壁を取り除き、如何なる規模の企業でも労働環境の水準を高める事が出来ると考えているからです。もし私達が上手くTPPを実施出来れば、今年の終わりまでに、新しいビジネスへの機会と信頼が作られるはずです。
 
私の主な仕事は、取引が上手く進むようにすることや、契約書にサインする事ではありません。私の仕事は、各国がビジネスをし易い場所を作る為のルールを作り上げる事です。
 
米国政府とベトナム政府は常にその機会を探しています。もし米国企業が若いベトナムの起業家に興味を持った場合、勿論私達は大使館を通じて引き会わせるようにしますよ。ですからもし貴方がいい取引が出来るというなら是非連絡してください。グッドラック!
 
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質問2:ホァンさん ベトナム自然大学の学生
 
私は2つ質問があります。1つ目は、あなたは偉大なリーダーです。若い私達はどのようにすれば貴方のようになれるでしょう?2つ目は、ベトナムと米国の関係をより強くする為に、私達はどのような事をすればよいでしょう?
 
オバマ米国合衆国大統領:
私があなたくらいの年齢だった頃、まだまだ子供で、全くまとまってなどいませんでした。私は遊び回っていて、特にバスケットボールと女の子に夢中でした。全く人生に対して真剣ではありませんでした。
 
貴方はあの頃の私よりも既に先を行っていると思いますよ。私が若者達に会う時にいつもする1番重要なアドバイスは、貴方が夢中になれて全てのエネルギーを注ぎ込める何かを探しなさい、という事です。
 
人生は皆それぞれ違いますよね。貴方が夢中になれる事はもしかしたら教育であったり、医療、もしくはビジネスに関する事かもしれません。だから誰もが人生でリーダーになる必要はないと思うのです。
 
貴方はリーダーになる為に凄いスピーチが出来なければならないとか、政治局に入らないと駄目だとか考えていますか?私は人々を導く方法は他にも沢山あると思っています。また、その全てが表舞台に出てくるものでも無いと思っています。
 
米国で言えば公民権運動の時代、マーティン・ルーサーキングの演説は勿論、多くの人が聞きましたが、ボブ・モーゼスとジョン・ルイスも米国の各地域を訪問し、人々を投票へ向かうよう説得していたのです。彼らも偉大なリーダーです。しかし彼らは皆さんが知っているようなスピーチはしていません。
 
なりたいと思う貴方になる事に心配する必要はありませんが、あなたがしようとする事にはもっと注意深くなるべきです。
 
もしあなたが自分の仕事に情熱を持てるなら、時が経つにつれあなたは成長し、人々は貴方を尊敬し始めるでしょう。しかし貴方がただ、国会議員になりたい、金持ちになりたいと思っているだけなら、あなたは自分がやらなければならない仕事に集中出来ないでしょう。成功した多くの人々は自分の仕事に情熱を持ってるのです。
 
ビル・ゲイツはただ金持ちになりたいと思って事業を始めたわけではありません。コンピューターが好きだから、ソフトウェア作りが好きだから事業を始めたのです。私の場合は貧しい人々にチャンスを与えたかったのです。だからシカゴの貧しい地域での仕事を選びました。なぜならそれが私のやりたい事だったから。
 
私は1つ貴方達に尋ねたい。
 
私はどのようにベトナムの若者を助けた方がいいですか?どのように影響を与え、どのような方法で上手く組織を作れますか?
 
これは私からの1番重要なアドバイスです。あなたが夢中になれる事を探してください。もし貴方がSNSが好きなら、会社を作ってそれに集中すること。
 
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質問3:フーンさん Son Doong洞窟(ベトナム中部にある世界最大と見られる洞窟、周辺の国立公園は2003年に世界遺産に指定された。)保存会のメンバー
 
 
昨日あなたが会見でSon Doong洞窟の保存について言及された時、私はすんでのところで涙を流すところでした。私の質問は世界遺産であるSon Doong洞窟についてです。貴方はどのように保存しようと考えていますか?また、あなたは出来るなら再度ベトナムを訪ねたいと言いましたね。もしSon Doong洞窟を尋ねていただけるなら徒歩で行きますか?ケーブルカーで行きますか?
 
オバマ米国合衆国大統領:
是非もう一度訪ねたいですね。私は超健康体ですのでもちろん徒歩で行きます。街から洞窟の入り口に到着するにはどれくらいかかるのでしたっけ?7日間?わかりました、全然平気です。食事出来るところはあります?もしくは食料は全て持ち込まないといけませんか?
 
世界遺産保護への取り組みは、ベトナム政府と保存会メンバーとのとても長い共同作業になりますよね。私は貴方達、保存会メンバーを是非サポートしたいと考えています。
 
貴方達世代のもっとも良い事の1つは、環境について注意を払っている事です。環境問題について如何に対応していくかは、環境保護や経済発展、幸せで健康なあなた自身を維持する為に重要な問題だと私は考えています。
 
貴方達は膨大なエネルギーを使った以前の西欧の発展を知っていますか?約150年もの間、西欧諸国は地球温暖化を進めてしまいました。だから私達が新興国に向かって環境に影響があるエネルギーは使うなと言う事はフェアーでは無いかもしれません。
 
しかし中国、ベトナム、もしくはインドが西欧と同じ膨大なエネルギーを使った発展方法を選択すれば、いずれ私達全員が海に沈んでしまいます。地球温暖化は急速に進んでいます。その恐ろしい結果は結局、貴方達の発展を妨げる事になるでしょう。
 
それがパリで行われた調停の目的です。環境変化に向き合うよう、全ての国々を説得したのです。米国や中国のような、発展したステージにいる国々は特に気をつけなければなりません。しかし新興国の国々も何かは環境保全に貢献しなければならないと考えています。新興国はよりクリーンな発展が出来るよう、お互い助け合うべきでしょう。
 
ここで良いニュースがあります。ここにいる皆さんはスマフォを持ってますね?ベトナムだけで無く、多くの新興国では電話塔を建てまくる事無く一気にワイヤレスの世界に飛び込みました。
 
電子通信に行った事と同じく、私達は以前と同じエネルギーの使い方ではなく、もっと新しい仕事と機会を作り出せるクリーンなエネルギーを探すべきなのです。
 
私達は美しい地域の保護について考えなければなりませんが、たとえどんなに上手く1つ2つ場所が保護出来ても、地球全体の温暖化が進めば更に多くの問題が起こるはずです。
 
ベトナム地球温暖化被害を強く受けている国の一つです。南部のメコンデルタ地域は現在、干ばつと塩類化被害に襲われています。それはベトナムの食料自給能力に多大な影響を与えています。
 
漁師の方、農夫の方、もし貴方達が環境保護を進めたいのであれば、私達は是非それを助けたいと思います。
 
ーーーーーーーーーーーーーー
 
質問4:タンファット 海外留学している学生
 
貴方がホワイトハウスを去る時、次の大統領に引き渡したいと考えている何かはありますか?
 
オバマ米国合衆国大統領:
私は次の大統領もYSEALI(Young Southeast Asian Leaders Initiative 東南アジアの若者をサポートするプログラム)に積極的に関わってくれる事を期待しています。私達はアフリカ人の若いリーダーを教育するプログラムも行っています。もちろん米国でもそのプログラムを行っており、私達はそれぞれのエリアのキーとなるリーダーを交流させたいと考えています。もちろんそれが彼らの学びになるからです。
 
私は国務省がYSEALIを続けることを願っています。
 
いずれにせよ、ホワイトハウスを去る事になった後も私はまだまだ引退しません。私は米国と世界の若者達の発展の為に引き続き働き続けるでしょう。
 
(続く)
 
↓演説時の映像です。
 
 2016.05.28続き書きました。完結。

ppppppp.hatenablog.com

ここがおかしい日本人の英文法2

ここがおかしい日本人の英文法2

 

 

オバマ米国合衆国大統領のベトナムの若者に向けたスピーチ翻訳1

f:id:Peach_man:20160526011453j:plain 弊社ビルよりオバマ米国合衆国大統領が通るのを待つ。

 
今週月曜日から3日間、オバマ米国合衆国大統領がベトナムに訪問されていました。弊社スタッフ始め、ベトナムの人達の高い関心を感じ、私も大分感化されました。
ハノイの名物料理、ブン・チャーを食べるオバマ米国合衆国大統領。)
 
世界で一番力がある国のトップなのですから、その方が発展国の若者に何を発信されるのか、とても関心がありました。
 
オバマ大統領は2013年より、東南アジアの若者をサポートする目的でYSEALI(Young Southeast Asian Leaders Initiative)というプログラムを組織しており、今朝その建物内でスピーチとYSEALIのメンバーとのQ&Aが行われました。
 
 
下記は上記記事の翻訳です。翻訳のプロではないのでその点、ご了承くださいませ。
(結構日本語に直すのがしんどかったので、Q&A部分は明日以降… → Q&A編翻訳しました。
 
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ベトナム政府と人々のおもてなしに感謝したい。私は深く感動しました。
 
世界の何処を飛び回ろうと、私の仕事は主に政府のリーダー達に会う事です。仕事のほとんどは白髪のおじさん達と過ごすという事ですね。
 
その他で私の大好きな事と言えば、オフィスから出てあなた達のような若者と交流する事です。あなた達との会話は楽しく、その地域を更なる高みに推進させる素晴らしいエネルギーを私に与えてくれます。
 
私はASEANと世界の未来についてとても楽観的です。ちなみに私はASEANと太平洋に強いつながりがあります。私はハワイで生まれました。若い時はインドネシアで過ごしましたね。インドネシアは私を成長させてくれました。食べ物もとても美味しかったですね。
 
ASEAN外交政策の重要な点は、TPPを推進し、各国政府との協力体制を作り、平和の推進、持続可能な環境構築と環境保護、それらを情勢の変化に合うように進める事です。
 
各国政府との関係が全てではありません。私達は各国の若者とも関係を築きあげなければいけないと考えています。
 
3分の2のベトナム人が1975年以降に生まれています。その若い世代は前の世代と同じ視点で世界を見ていません。それはベトナムの成長に役立ち、新しい世界を形作る事に役立ちます。
 
あなたが利用しているテクノロジー、ソーシャルメディアに感謝しましょう。私の娘はいつもスマフォを見ています。是非私にも教えてほしいですね…自撮りの方法を。みんなしてますよね?わかっていますよ、今朝私はジムに行きましたがみんな自撮りをしていました。あなた達はSon Tung M-TP(ベトナムの若手人気歌手)のヒット・ソングをインターネットから聴いていますよね?
 
しかし自撮り以外にもテクノロジーを利用することで、あなたは他人とアイデアを簡単に交換し合ったり、学び合うことが出来ます。それは貧困を打ち消し、男女平等を進め、時代の変化と戦える凄い力です。
 
しかし一夜では変化は起こりませんよね。私達は発展する為に常に活動的で、実践していかなければなりません。
 
YSEALIは開始以来、ASEANに67,000人のメンバーを抱え、ベトナムだけでも13,000人以上が参加しています。YSEALIは東南アジアのメンバーを米国に迎え、両者の教育関係に深く浸透しているのです。
 
現在19,000人近いベトナム人学生が米国に留学中です。今回、アリゾナ州ベトナムの大学がパートナーシップを組み、新しい大学を設立する事をお知らせします。Peace corps teaching English and Fulbright U.S. University in Vietnamです。ベトナムでは初めての非営利の大学です。
 
だからみなさん、あなたの置かれた環境とは関係無く、平等な教育を受けられるようになるのです。
 
ボブケリーに感謝しましょう。彼はこの件での重要な人物です。この非営利の大学は、あなた方若者がベトナムを更に前進させてくれるだろうという、私達の信念の現れなのです。
 
ここには素晴らしい若者達がいますね。素晴らしい才能と力を持っています。ニュン・ダン、彼女はストリートチルドレンと一緒に働くボランティアを始めました。150のボランティアと7,000時間の面談をこなし、2つの街に5つの図書館を建設しました。(←すみません…ここはソースが不明)ベトナムにおける素晴らしい仕事の1つです。
 
そしてロック。彼はホーチミン自然大学で教鞭をとり、彼のパスツール研究所は質の高い医療を提供したいと考えていますね。
 
また、この場所にも来ているエリザベスは元難民でした。ボートに積み込まれ、危険な旅を乗り越え、マレーシアの難民キャンプにたどり着いたのです。そこから彼女の家族は20$を抱え、カルフォルニアでの生活を始めました。今エリザベスはホワイトハウスのアジア圏に関するトップアドバイザーです。私達は全ての政策に関して彼女に助けてもらっています。
 
ニュン、ロック、エリザベス、あなた達は自分から働きかけ、ハードワークをこなし、楽観主義者でいることで、世界を最高に価値があるものに変える事が出来る事を示しています。彼らのお陰で私はベトナム、米国両国の関係が一層強く、深まるであろう事を確信しました。
 
あなた方若者は近い将来、ASEANを変える事が出来るでしょう。チャン・ラップが、栄光の日への道筋が近づいている、と言ったように。
 
2016.5.27続き書きました。 
 
ここがおかしい日本人の英文法

ここがおかしい日本人の英文法

 

 

ストーリーの無い映像とは何か

昨日のVJプログラム。

私は映像のプロではないけれど、定期的にVJ(ビデオジョッキー)をさせてもらえる機会をいただき、折角ならとVJプログラムを自作、そしてここ2年程アップデートし続けている。

最近になって、ストーリーの無い映像を作るって何なんだろう、とずっと考えている。

 
多くの人は気にもしてないだろうけど、レティナディスプレイピクセル単位以上に人間の視覚認識は細かい、と感じる。草花を見て感動する事があるけれど、もちろん匂いだったり、触覚のせいだとも思うけれど、リアルの草花以上にディスプレイに写された草花に感動する事はない。
 
最近は動画の全ピクセルを100%管理出来るまでテクノロジーが発達しているけれど、だからこそピクセルが大きな壁になっている、と個人的に思っているが、そのピクセルの壁を超えるのがもしかして動画の面白さなのでは?と最近気づいたという話(小物感)。
 
もっとしっかり映像をピクセルの集合として見てみよう。
 
ピクセルをピクセルとしてみれば、それ自体は境界のはっきりしたものであって存在を感じる。映像を絵画以上のものとして見せたいのであれば問題は、ピクセルをピクセルとして見せたいのか、ピクセルの集合が作り出す対象(という概念)を見せたいのか意識する事だと気づいた。
 
では通常、人間は映像をピクセルの集合であるとみているのか、それは違う、と思う。では人間は映像を何だと思って見ているのか?
 
先週、寄生獣の映画を遅ればせながら観た。
内容は有名なのでWikiに譲るが、凄く気持ちわるかった(もちろん映画自体は面白かった。漫画の頃から大好き)。しかし、何故気持ち悪いのかなんとなく理解出来た。よく知っているモノが歪むからだな、と。
 
映像記憶というか、形態記憶というか、とにかく人間は目に映るものを素早く脳内にあるなにかと結びつける機能があるように思う。映像を見ているようで、脳内を見ている、というか、脳内で見た映像を再構築している、というか。
 
その部分に強くフォーカスしていると思われる映像作家を見つけた。
 
本人の事は知らないし、コンセプト文もサイト上にないので何を考えているのかわからないが、寄生獣を見て感じる衝撃に近いものを感じる。
 
ピクセルをピクセルとして見よう、脳内の映像記憶を揺さぶる、が最近気になるテーマ。僕が映像から見ている事、感じている事を如何に見ている人と同じにするか。
 
キーワードは原色、そして誰もが認識出来るプリミティブな形を使う事、それらを如何に動画で揺さぶるか、まだまだ実験が足らないけれども、中々面白い。

 

寄生獣 DVD 通常版

寄生獣 DVD 通常版

 

 

 

スターウォーズ Episode 7を観てきました。ネタバレ含む感想。

今日は、スターウォーズの最新作、Episode 7を映画館で観てきました。

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ここ1ヶ月半ほどで、過去6作を全ておさらいしていたので、期待高まります。しかし、ベトナム語字幕だったので、正直全然わからない所も多かったです 笑。

まぁ、普段と違った感覚で映画を観れたので、そういう意味では楽しかったかな、と。

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場所はNguyễn DuのGalaxy Cinemaで、15:20から。値段は一人、ポップコーンとドリンク入れて135,000VND、650円くらい。Miễn phí voucher と書いた券が、上映チケットと共に付いてて、最後まで切られず、最後まで取っとけ的な説明をチケット切るスタッフに2度程されましたが、あれはなんだったのか。
今思うともしかして、Giữ xe(駐車場)のフリーチケットだったのでは…?
 
下記より、ネタバレ含みます。
 
まず、SFXのクオリティ、解像度、画面密度?は流石のハリウッド的高さで、機械や、生物の細かい部分を見てて楽しかった。
 
SF映画にはいつも、SFXの密度やセンスを期待しています。実際に自分がそこにいる事を想像したりして、自分はその世界をどう感じるか等、映像を見ながら想像する事が楽しい。その期待からは満足なクオリティでした。

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宇宙船同士の戦闘に関して前作、つまりEpisode3の時に感じましたが、段違いに画面密度が高まってきていると感じます。
 
動きのバリエーションの多さ、同一画面におけるSFXの描画量、とも言いますか、Episode 3で、監督ジョージルーカスが描きたかった宇宙戦闘に、SFXのテクノロジーが追いついた的な(今回はジョージルーカスではないみたいですが)事なのかな、と。

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今回の劇中の機械の中で、一番カッコよく感じたものはRen(敵国のFirst Order)の隊長機でした。私的なハイライトは、その中々大きくてかっこいいRenのマシーンが、戦闘中に地上に降りてくるシーンです。あの入り方は今までのスターウォーズには無かったように思います。
 
戦闘と非戦闘のシーンの切り替えもスムーズでした。今作は戦闘に入る際に、リアリティがあったように思います。(ただ、それがエンタメ度に繋がるかどうかは、また別問題。後述します。)

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SFXの解像度、密度は満足だったと言いつつ、今回、劇中の機械のバリエーションが少なかったように思います。ミレニアムファルコン号は、今までの6作中で、かなり動かすシーンがあるので、正直目が慣れて、もういいかな、と思った事は事実です。
 
反乱軍の戦闘機にも見飽きた感は感じました。基地の狭い中を宇宙船が飛行するシーンも目が慣れてましたね。砂漠のシーンも正直、もういいかな、と。過去作観てなかったらどうでもいい事ですが 笑。

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旧6作のトリビュート的なシーンが散見されましたが、お腹いっぱい感を正直、感じました。
 
BB8はかわいかったですが、ちょっと流暢に動きすぎて、マシーン的な不自由感が弱く、インパクトが逆に弱いかな、と。Episode 3のR2D2位が、不自由そうなのに、動きまくってて、何故か強くて、いいバランスでインパクトを感じました。

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また、今回全員、結構気軽にワープしているように思います。ワープはもっと特別視して演出に組み込んでほしいなと感じました。簡単にワープ出来ると、もっと色々簡単に解決できるんじゃないか、と思ってしまいました 笑。

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後、キャスト的な話ですが、正直、ハンソロとレイヤにはパワーが感じられなかったです。魅力に乏しいな、と感じました。
 
チューバッカは最初からよく分からないキャラなので、何も変わってないのが、良い所かと 笑 Reyはエネルギーを感じる、いい女優さんだと思います。

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その他、違和感を感じた所は、新キャラの大ボス?的な、Supreme Leader?について、どこから発生したのかは後々、わかるのだろうな、と納得は出来たのですが、ダースベーダー、シスの暗黒卿、ダースモール等、前回の悪役よりは大分、人間離れしている(ように感じた)為、パッと見た瞬間、人間ドラマというか、Supreme Leaderが本編に絡んでいくストーリーが想像し難い、と感じました。

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その点で、なんとなくガッカリ感は感じました。
 
全然スターウォーズせいではないし、この後、ガンガン絡んでいくのかもしれないし、色々と取り返せる余地がありますが、自分は案外、人間ドラマ的な流れを、自分で理解している以上にスターウォーズに期待していたのかもしれません。

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度々起こる戦闘シーン。Renが何故ハンソロとレイヤの元から離れて、連合軍に入ってたのか全然わからなかったのですが、それは置いといて、戦闘では以前よりも、Forceの使用頻度が高まっているな、と。
 
レーザーと、ライトセイバーだけの戦闘よりは、バリエーションが出て楽しかったかも。ただ、Forceがぶつかりあって押し合うシーンの多用は良くない、と思います。あくまでForceはスパイス的であって欲しいな、と勝手に心配をしておきます 笑。
 
また、スターウォーズは効果音が良い、というイメージがあります。ライトセーバーしかり、宇宙船が飛ぶ音しかり、ベイダーの呼吸音しかり。

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ただ、今回は飛行機の飛ぶ効果音のインパクトが弱くなってる?リヴァーヴ(残響音)?が多いのかな。ライトセーバーの音量も下がったように思います。より画面に馴染ませようとしてるのかもしれません。もう少しあからさまな音で良いのにな、と感じました。
 
そして最後に、前回までのルーカス監督の場合、パンパカパーン、的なファンファーレでヒーロー登場、ジャーン、解決!みたいなノリですが、今回は監督が違う為か、結構ドッキリする(心臓に悪い)ようなカットが4つくらいあり、全体的な雰囲気が少しダークサイドよりな感じがします。
 
分かりやすいエンタメ感も、スターウォーズには期待してしましますね〜。 

モチベーション管理以前の問題

関係者の皆様、平素は大変お世話になっております。

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早いもので、年末のご挨拶をさせて頂く時期となりましたが、ベトナムは旧正月が本番ですので、弊社ベトナム営業所は31日まで営業、1日のみ祝日で、後はカレンダー通り営業いたします。
 
さて、最近気に入っているツールとして、Slackがあります。
 
Slackとは、チャットができるコミュニケーションツールです。シンプルなUIデザインで、ショートカットキーも豊富。プログラミングコードを綺麗に投稿できるスニペットが用意され、高性能な検索機能など、「情報共有のしやすさ」「情報の蓄積」として最適なコミュニケーションサービスです。
 
所謂、Skype、チャットワークに変わるものです。
 
わかりやすい利点としては、コードスニペットが使えます。ソースコードをそのまま送れます。Skypeで送るのは改行コードとか怖いですよね。また、ファイルは別途管理出来、アーカイヴとしても使えます。無料です、有料版もあります。無料と有料の違いは下記を参照ください。
 
色々細々といいところはありますが、私がSlackで一番気に入っている所は、個人と個人(自分と相手の2人)で、チャンネルという形で、それぞれ別々のスレッドを作れる所です。
 
毎日、スタッフの何人ともチャットツールを使ってやり取りをするのですが、正直、タスクのプロセスに直接関係無い事を言ってくる事が多い、と感じていました。
 
笑い、ジョークのようなハイコンテキストな話ではありません、真剣に内容を勘違いしているのです。
 
ベトナムで仕事を始めてしばらくは、ベトナムの人の気質がそうなのかな?私の伝え方がおかしいのかな?と自分を言い聞かせている所があったように思います。
 
しかし、仕事は仕事、気質なんて仕事の本質には関係ありません。求められたものに対して最低限、それ相応のものでお返しが出来ないと、そもそも仕事になりません。
 
ですので結論、仕事ではプロフェッショナルであるべきです。勘違いのレベルの低さはつまり、プロ意識の低さを物語っていると言えます。(もちろん、伝え方も大事です。)
 
その意識の低さに関して、日頃から言及はしていたのですが、それをSkype上で行っていたのでは、タスクのプロセスに直接関係の無い会話でスレッドが汚れ、結局なんの話かわからなくなっていることが多かったように感じます。
 
一方、Slackでは文脈を逃しません、個人と個人でチャンネルを切れますので、ちょっとでもタスクのプロセスに関係ない事を言い出したら、その点について別チャンネルを切り、徹底的に話合う事が出来ます。
 
スタッフのモチベーション管理について悩む時期もありましたが、それ以前の問題だ、と最近は思います。プロフェッショナルで無い人のモチベーション向上を図るなど、意味あるように思えません。
 
来年こそウチからプロフェッショナルを生み出したい、そう最近は思っています。
 
 
最後になりましたが、時節柄、皆様ご多忙のことと存じます。くれぐれもお身体にはご自愛くださいませ。来年も相変わらぬご愛顧を頂けますようお願い申し上げて、歳末のご挨拶とさせて頂きます。
 
 
追記:伝え方に関して悩んだ時期もあります。日本人もベトナム人も、英語は第二言語ですから、英語の勉強よりもベトナム語を…と思い、ベトナム語も勉強していますが、そもそも、他の言語を勉強する事で、自分では気づけない、日本人の表現の思い込みについて気づく事が出来ます。本著はその表現の違いについて端的に説明しており、わかりやすいです。

willとbe going to、冠詞のaとthe、現在完了形と現在完了進行形、過去形と過去完了形、thinkとsupposeなど、日本人がその使い分けにおいて最も間違えやすい文法事項に焦点を当て、ネイティブスピーカーと可能なかぎり正確なコミュニケーションをはかるための、考え方の基本を提示。