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オバマ米国合衆国大統領のベトナムの若者に向けたスピーチ翻訳2 Q&A編

昨日から引き続き、下記オバマ米国合衆国大統領がベトナムの若者に向けたスピーチでのQ&Aセッション部分の翻訳です。翻訳のプロではないのでその点、ご了承くださいませ。
(少々長かったのでQ&Aの後半は明日… → 後半分も翻訳しました。
 
質問1:
 
ベトナムの企業は最高級のプラスティック製品を生産しています。家電や車、航空業界、その他プラスティックを扱う米国のトップ企業と接触する機会をいただけますでしょうか?私はベトナムにおけるサプライヤーになり、誠実で責任ある仕事としてコミットしたいと考えています。
 
オバマ米国合衆国大統領:
私達は新しい事業を始め、仕事やサービスを生み出す起業家をサポートしたいと考えています。昨日、商品取引のプラットフォームを作っているという数名の起業家に会う事が出来ましたよ。
 
どうして私達がTPPを進めなければならないかと言うと、TPPは商品取引の際の国家間の壁を取り除き、如何なる規模の企業でも労働環境の水準を高める事が出来ると考えているからです。もし私達が上手くTPPを実施出来れば、今年の終わりまでに、新しいビジネスへの機会と信頼が作られるはずです。
 
私の主な仕事は、取引が上手く進むようにすることや、契約書にサインする事ではありません。私の仕事は、各国がビジネスをし易い場所を作る為のルールを作り上げる事です。
 
米国政府とベトナム政府は常にその機会を探しています。もし米国企業が若いベトナムの起業家に興味を持った場合、勿論私達は大使館を通じて引き会わせるようにしますよ。ですからもし貴方がいい取引が出来るというなら是非連絡してください。グッドラック!
 
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質問2:ホァンさん ベトナム自然大学の学生
 
私は2つ質問があります。1つ目は、あなたは偉大なリーダーです。若い私達はどのようにすれば貴方のようになれるでしょう?2つ目は、ベトナムと米国の関係をより強くする為に、私達はどのような事をすればよいでしょう?
 
オバマ米国合衆国大統領:
私があなたくらいの年齢だった頃、まだまだ子供で、全くまとまってなどいませんでした。私は遊び回っていて、特にバスケットボールと女の子に夢中でした。全く人生に対して真剣ではありませんでした。
 
貴方はあの頃の私よりも既に先を行っていると思いますよ。私が若者達に会う時にいつもする1番重要なアドバイスは、貴方が夢中になれて全てのエネルギーを注ぎ込める何かを探しなさい、という事です。
 
人生は皆それぞれ違いますよね。貴方が夢中になれる事はもしかしたら教育であったり、医療、もしくはビジネスに関する事かもしれません。だから誰もが人生でリーダーになる必要はないと思うのです。
 
貴方はリーダーになる為に凄いスピーチが出来なければならないとか、政治局に入らないと駄目だとか考えていますか?私は人々を導く方法は他にも沢山あると思っています。また、その全てが表舞台に出てくるものでも無いと思っています。
 
米国で言えば公民権運動の時代、マーティン・ルーサーキングの演説は勿論、多くの人が聞きましたが、ボブ・モーゼスとジョン・ルイスも米国の各地域を訪問し、人々を投票へ向かうよう説得していたのです。彼らも偉大なリーダーです。しかし彼らは皆さんが知っているようなスピーチはしていません。
 
なりたいと思う貴方になる事に心配する必要はありませんが、あなたがしようとする事にはもっと注意深くなるべきです。
 
もしあなたが自分の仕事に情熱を持てるなら、時が経つにつれあなたは成長し、人々は貴方を尊敬し始めるでしょう。しかし貴方がただ、国会議員になりたい、金持ちになりたいと思っているだけなら、あなたは自分がやらなければならない仕事に集中出来ないでしょう。成功した多くの人々は自分の仕事に情熱を持ってるのです。
 
ビル・ゲイツはただ金持ちになりたいと思って事業を始めたわけではありません。コンピューターが好きだから、ソフトウェア作りが好きだから事業を始めたのです。私の場合は貧しい人々にチャンスを与えたかったのです。だからシカゴの貧しい地域での仕事を選びました。なぜならそれが私のやりたい事だったから。
 
私は1つ貴方達に尋ねたい。
 
私はどのようにベトナムの若者を助けた方がいいですか?どのように影響を与え、どのような方法で上手く組織を作れますか?
 
これは私からの1番重要なアドバイスです。あなたが夢中になれる事を探してください。もし貴方がSNSが好きなら、会社を作ってそれに集中すること。
 
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質問3:フーンさん Son Doong洞窟(ベトナム中部にある世界最大と見られる洞窟、周辺の国立公園は2003年に世界遺産に指定された。)保存会のメンバー
 
 
昨日あなたが会見でSon Doong洞窟の保存について言及された時、私はすんでのところで涙を流すところでした。私の質問は世界遺産であるSon Doong洞窟についてです。貴方はどのように保存しようと考えていますか?また、あなたは出来るなら再度ベトナムを訪ねたいと言いましたね。もしSon Doong洞窟を尋ねていただけるなら徒歩で行きますか?ケーブルカーで行きますか?
 
オバマ米国合衆国大統領:
是非もう一度訪ねたいですね。私は超健康体ですのでもちろん徒歩で行きます。街から洞窟の入り口に到着するにはどれくらいかかるのでしたっけ?7日間?わかりました、全然平気です。食事出来るところはあります?もしくは食料は全て持ち込まないといけませんか?
 
世界遺産保護への取り組みは、ベトナム政府と保存会メンバーとのとても長い共同作業になりますよね。私は貴方達、保存会メンバーを是非サポートしたいと考えています。
 
貴方達世代のもっとも良い事の1つは、環境について注意を払っている事です。環境問題について如何に対応していくかは、環境保護や経済発展、幸せで健康なあなた自身を維持する為に重要な問題だと私は考えています。
 
貴方達は膨大なエネルギーを使った以前の西欧の発展を知っていますか?約150年もの間、西欧諸国は地球温暖化を進めてしまいました。だから私達が新興国に向かって環境に影響があるエネルギーは使うなと言う事はフェアーでは無いかもしれません。
 
しかし中国、ベトナム、もしくはインドが西欧と同じ膨大なエネルギーを使った発展方法を選択すれば、いずれ私達全員が海に沈んでしまいます。地球温暖化は急速に進んでいます。その恐ろしい結果は結局、貴方達の発展を妨げる事になるでしょう。
 
それがパリで行われた調停の目的です。環境変化に向き合うよう、全ての国々を説得したのです。米国や中国のような、発展したステージにいる国々は特に気をつけなければなりません。しかし新興国の国々も何かは環境保全に貢献しなければならないと考えています。新興国はよりクリーンな発展が出来るよう、お互い助け合うべきでしょう。
 
ここで良いニュースがあります。ここにいる皆さんはスマフォを持ってますね?ベトナムだけで無く、多くの新興国では電話塔を建てまくる事無く一気にワイヤレスの世界に飛び込みました。
 
電子通信に行った事と同じく、私達は以前と同じエネルギーの使い方ではなく、もっと新しい仕事と機会を作り出せるクリーンなエネルギーを探すべきなのです。
 
私達は美しい地域の保護について考えなければなりませんが、たとえどんなに上手く1つ2つ場所が保護出来ても、地球全体の温暖化が進めば更に多くの問題が起こるはずです。
 
ベトナム地球温暖化被害を強く受けている国の一つです。南部のメコンデルタ地域は現在、干ばつと塩類化被害に襲われています。それはベトナムの食料自給能力に多大な影響を与えています。
 
漁師の方、農夫の方、もし貴方達が環境保護を進めたいのであれば、私達は是非それを助けたいと思います。
 
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質問4:タンファット 海外留学している学生
 
貴方がホワイトハウスを去る時、次の大統領に引き渡したいと考えている何かはありますか?
 
オバマ米国合衆国大統領:
私は次の大統領もYSEALI(Young Southeast Asian Leaders Initiative 東南アジアの若者をサポートするプログラム)に積極的に関わってくれる事を期待しています。私達はアフリカ人の若いリーダーを教育するプログラムも行っています。もちろん米国でもそのプログラムを行っており、私達はそれぞれのエリアのキーとなるリーダーを交流させたいと考えています。もちろんそれが彼らの学びになるからです。
 
私は国務省がYSEALIを続けることを願っています。
 
いずれにせよ、ホワイトハウスを去る事になった後も私はまだまだ引退しません。私は米国と世界の若者達の発展の為に引き続き働き続けるでしょう。
 
(続く)
 
↓演説時の映像です。
 
 2016.05.28続き書きました。完結。

ppppppp.hatenablog.com

ここがおかしい日本人の英文法2

ここがおかしい日本人の英文法2

 

 

オバマ米国合衆国大統領のベトナムの若者に向けたスピーチ翻訳1

f:id:Peach_man:20160526011453j:plain 弊社ビルよりオバマ米国合衆国大統領が通るのを待つ。

 
今週月曜日から3日間、オバマ米国合衆国大統領がベトナムに訪問されていました。弊社スタッフ始め、ベトナムの人達の高い関心を感じ、私も大分感化されました。
ハノイの名物料理、ブン・チャーを食べるオバマ米国合衆国大統領。)
 
世界で一番力がある国のトップなのですから、その方が発展国の若者に何を発信されるのか、とても関心がありました。
 
オバマ大統領は2013年より、東南アジアの若者をサポートする目的でYSEALI(Young Southeast Asian Leaders Initiative)というプログラムを組織しており、今朝その建物内でスピーチとYSEALIのメンバーとのQ&Aが行われました。
 
 
下記は上記記事の翻訳です。翻訳のプロではないのでその点、ご了承くださいませ。
(結構日本語に直すのがしんどかったので、Q&A部分は明日以降… → Q&A編翻訳しました。
 
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ベトナム政府と人々のおもてなしに感謝したい。私は深く感動しました。
 
世界の何処を飛び回ろうと、私の仕事は主に政府のリーダー達に会う事です。仕事のほとんどは白髪のおじさん達と過ごすという事ですね。
 
その他で私の大好きな事と言えば、オフィスから出てあなた達のような若者と交流する事です。あなた達との会話は楽しく、その地域を更なる高みに推進させる素晴らしいエネルギーを私に与えてくれます。
 
私はASEANと世界の未来についてとても楽観的です。ちなみに私はASEANと太平洋に強いつながりがあります。私はハワイで生まれました。若い時はインドネシアで過ごしましたね。インドネシアは私を成長させてくれました。食べ物もとても美味しかったですね。
 
ASEAN外交政策の重要な点は、TPPを推進し、各国政府との協力体制を作り、平和の推進、持続可能な環境構築と環境保護、それらを情勢の変化に合うように進める事です。
 
各国政府との関係が全てではありません。私達は各国の若者とも関係を築きあげなければいけないと考えています。
 
3分の2のベトナム人が1975年以降に生まれています。その若い世代は前の世代と同じ視点で世界を見ていません。それはベトナムの成長に役立ち、新しい世界を形作る事に役立ちます。
 
あなたが利用しているテクノロジー、ソーシャルメディアに感謝しましょう。私の娘はいつもスマフォを見ています。是非私にも教えてほしいですね…自撮りの方法を。みんなしてますよね?わかっていますよ、今朝私はジムに行きましたがみんな自撮りをしていました。あなた達はSon Tung M-TP(ベトナムの若手人気歌手)のヒット・ソングをインターネットから聴いていますよね?
 
しかし自撮り以外にもテクノロジーを利用することで、あなたは他人とアイデアを簡単に交換し合ったり、学び合うことが出来ます。それは貧困を打ち消し、男女平等を進め、時代の変化と戦える凄い力です。
 
しかし一夜では変化は起こりませんよね。私達は発展する為に常に活動的で、実践していかなければなりません。
 
YSEALIは開始以来、ASEANに67,000人のメンバーを抱え、ベトナムだけでも13,000人以上が参加しています。YSEALIは東南アジアのメンバーを米国に迎え、両者の教育関係に深く浸透しているのです。
 
現在19,000人近いベトナム人学生が米国に留学中です。今回、アリゾナ州ベトナムの大学がパートナーシップを組み、新しい大学を設立する事をお知らせします。Peace corps teaching English and Fulbright U.S. University in Vietnamです。ベトナムでは初めての非営利の大学です。
 
だからみなさん、あなたの置かれた環境とは関係無く、平等な教育を受けられるようになるのです。
 
ボブケリーに感謝しましょう。彼はこの件での重要な人物です。この非営利の大学は、あなた方若者がベトナムを更に前進させてくれるだろうという、私達の信念の現れなのです。
 
ここには素晴らしい若者達がいますね。素晴らしい才能と力を持っています。ニュン・ダン、彼女はストリートチルドレンと一緒に働くボランティアを始めました。150のボランティアと7,000時間の面談をこなし、2つの街に5つの図書館を建設しました。(←すみません…ここはソースが不明)ベトナムにおける素晴らしい仕事の1つです。
 
そしてロック。彼はホーチミン自然大学で教鞭をとり、彼のパスツール研究所は質の高い医療を提供したいと考えていますね。
 
また、この場所にも来ているエリザベスは元難民でした。ボートに積み込まれ、危険な旅を乗り越え、マレーシアの難民キャンプにたどり着いたのです。そこから彼女の家族は20$を抱え、カルフォルニアでの生活を始めました。今エリザベスはホワイトハウスのアジア圏に関するトップアドバイザーです。私達は全ての政策に関して彼女に助けてもらっています。
 
ニュン、ロック、エリザベス、あなた達は自分から働きかけ、ハードワークをこなし、楽観主義者でいることで、世界を最高に価値があるものに変える事が出来る事を示しています。彼らのお陰で私はベトナム、米国両国の関係が一層強く、深まるであろう事を確信しました。
 
あなた方若者は近い将来、ASEANを変える事が出来るでしょう。チャン・ラップが、栄光の日への道筋が近づいている、と言ったように。
 
2016.5.27続き書きました。 
 
ここがおかしい日本人の英文法

ここがおかしい日本人の英文法

 

 

ストーリーの無い映像とは何か

昨日のVJプログラム。

私は映像のプロではないけれど、定期的にVJ(ビデオジョッキー)をさせてもらえる機会をいただき、折角ならとVJプログラムを自作、そしてここ2年程アップデートし続けている。

最近になって、ストーリーの無い映像を作るって何なんだろう、とずっと考えている。

 
多くの人は気にもしてないだろうけど、レティナディスプレイピクセル単位以上に人間の視覚認識は細かい、と感じる。草花を見て感動する事があるけれど、もちろん匂いだったり、触覚のせいだとも思うけれど、リアルの草花以上にディスプレイに写された草花に感動する事はない。
 
最近は動画の全ピクセルを100%管理出来るまでテクノロジーが発達しているけれど、だからこそピクセルが大きな壁になっている、と個人的に思っているが、そのピクセルの壁を超えるのがもしかして動画の面白さなのでは?と最近気づいたという話(小物感)。
 
もっとしっかり映像をピクセルの集合として見てみよう。
 
ピクセルをピクセルとしてみれば、それ自体は境界のはっきりしたものであって存在を感じる。映像を絵画以上のものとして見せたいのであれば問題は、ピクセルをピクセルとして見せたいのか、ピクセルの集合が作り出す対象(という概念)を見せたいのか意識する事だと気づいた。
 
では通常、人間は映像をピクセルの集合であるとみているのか、それは違う、と思う。では人間は映像を何だと思って見ているのか?
 
先週、寄生獣の映画を遅ればせながら観た。
内容は有名なのでWikiに譲るが、凄く気持ちわるかった(もちろん映画自体は面白かった。漫画の頃から大好き)。しかし、何故気持ち悪いのかなんとなく理解出来た。よく知っているモノが歪むからだな、と。
 
映像記憶というか、形態記憶というか、とにかく人間は目に映るものを素早く脳内にあるなにかと結びつける機能があるように思う。映像を見ているようで、脳内を見ている、というか、脳内で見た映像を再構築している、というか。
 
その部分に強くフォーカスしていると思われる映像作家を見つけた。
 
本人の事は知らないし、コンセプト文もサイト上にないので何を考えているのかわからないが、寄生獣を見て感じる衝撃に近いものを感じる。
 
ピクセルをピクセルとして見よう、脳内の映像記憶を揺さぶる、が最近気になるテーマ。僕が映像から見ている事、感じている事を如何に見ている人と同じにするか。
 
キーワードは原色、そして誰もが認識出来るプリミティブな形を使う事、それらを如何に動画で揺さぶるか、まだまだ実験が足らないけれども、中々面白い。

 

寄生獣 DVD 通常版

寄生獣 DVD 通常版

 

 

 

スターウォーズ Episode 7を観てきました。ネタバレ含む感想。

今日は、スターウォーズの最新作、Episode 7を映画館で観てきました。

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ここ1ヶ月半ほどで、過去6作を全ておさらいしていたので、期待高まります。しかし、ベトナム語字幕だったので、正直全然わからない所も多かったです 笑。

まぁ、普段と違った感覚で映画を観れたので、そういう意味では楽しかったかな、と。

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場所はNguyễn DuのGalaxy Cinemaで、15:20から。値段は一人、ポップコーンとドリンク入れて135,000VND、650円くらい。Miễn phí voucher と書いた券が、上映チケットと共に付いてて、最後まで切られず、最後まで取っとけ的な説明をチケット切るスタッフに2度程されましたが、あれはなんだったのか。
今思うともしかして、Giữ xe(駐車場)のフリーチケットだったのでは…?
 
下記より、ネタバレ含みます。
 
まず、SFXのクオリティ、解像度、画面密度?は流石のハリウッド的高さで、機械や、生物の細かい部分を見てて楽しかった。
 
SF映画にはいつも、SFXの密度やセンスを期待しています。実際に自分がそこにいる事を想像したりして、自分はその世界をどう感じるか等、映像を見ながら想像する事が楽しい。その期待からは満足なクオリティでした。

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宇宙船同士の戦闘に関して前作、つまりEpisode3の時に感じましたが、段違いに画面密度が高まってきていると感じます。
 
動きのバリエーションの多さ、同一画面におけるSFXの描画量、とも言いますか、Episode 3で、監督ジョージルーカスが描きたかった宇宙戦闘に、SFXのテクノロジーが追いついた的な(今回はジョージルーカスではないみたいですが)事なのかな、と。

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今回の劇中の機械の中で、一番カッコよく感じたものはRen(敵国のFirst Order)の隊長機でした。私的なハイライトは、その中々大きくてかっこいいRenのマシーンが、戦闘中に地上に降りてくるシーンです。あの入り方は今までのスターウォーズには無かったように思います。
 
戦闘と非戦闘のシーンの切り替えもスムーズでした。今作は戦闘に入る際に、リアリティがあったように思います。(ただ、それがエンタメ度に繋がるかどうかは、また別問題。後述します。)

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SFXの解像度、密度は満足だったと言いつつ、今回、劇中の機械のバリエーションが少なかったように思います。ミレニアムファルコン号は、今までの6作中で、かなり動かすシーンがあるので、正直目が慣れて、もういいかな、と思った事は事実です。
 
反乱軍の戦闘機にも見飽きた感は感じました。基地の狭い中を宇宙船が飛行するシーンも目が慣れてましたね。砂漠のシーンも正直、もういいかな、と。過去作観てなかったらどうでもいい事ですが 笑。

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旧6作のトリビュート的なシーンが散見されましたが、お腹いっぱい感を正直、感じました。
 
BB8はかわいかったですが、ちょっと流暢に動きすぎて、マシーン的な不自由感が弱く、インパクトが逆に弱いかな、と。Episode 3のR2D2位が、不自由そうなのに、動きまくってて、何故か強くて、いいバランスでインパクトを感じました。

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また、今回全員、結構気軽にワープしているように思います。ワープはもっと特別視して演出に組み込んでほしいなと感じました。簡単にワープ出来ると、もっと色々簡単に解決できるんじゃないか、と思ってしまいました 笑。

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後、キャスト的な話ですが、正直、ハンソロとレイヤにはパワーが感じられなかったです。魅力に乏しいな、と感じました。
 
チューバッカは最初からよく分からないキャラなので、何も変わってないのが、良い所かと 笑 Reyはエネルギーを感じる、いい女優さんだと思います。

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その他、違和感を感じた所は、新キャラの大ボス?的な、Supreme Leader?について、どこから発生したのかは後々、わかるのだろうな、と納得は出来たのですが、ダースベーダー、シスの暗黒卿、ダースモール等、前回の悪役よりは大分、人間離れしている(ように感じた)為、パッと見た瞬間、人間ドラマというか、Supreme Leaderが本編に絡んでいくストーリーが想像し難い、と感じました。

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その点で、なんとなくガッカリ感は感じました。
 
全然スターウォーズせいではないし、この後、ガンガン絡んでいくのかもしれないし、色々と取り返せる余地がありますが、自分は案外、人間ドラマ的な流れを、自分で理解している以上にスターウォーズに期待していたのかもしれません。

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度々起こる戦闘シーン。Renが何故ハンソロとレイヤの元から離れて、連合軍に入ってたのか全然わからなかったのですが、それは置いといて、戦闘では以前よりも、Forceの使用頻度が高まっているな、と。
 
レーザーと、ライトセイバーだけの戦闘よりは、バリエーションが出て楽しかったかも。ただ、Forceがぶつかりあって押し合うシーンの多用は良くない、と思います。あくまでForceはスパイス的であって欲しいな、と勝手に心配をしておきます 笑。
 
また、スターウォーズは効果音が良い、というイメージがあります。ライトセーバーしかり、宇宙船が飛ぶ音しかり、ベイダーの呼吸音しかり。

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ただ、今回は飛行機の飛ぶ効果音のインパクトが弱くなってる?リヴァーヴ(残響音)?が多いのかな。ライトセーバーの音量も下がったように思います。より画面に馴染ませようとしてるのかもしれません。もう少しあからさまな音で良いのにな、と感じました。
 
そして最後に、前回までのルーカス監督の場合、パンパカパーン、的なファンファーレでヒーロー登場、ジャーン、解決!みたいなノリですが、今回は監督が違う為か、結構ドッキリする(心臓に悪い)ようなカットが4つくらいあり、全体的な雰囲気が少しダークサイドよりな感じがします。
 
分かりやすいエンタメ感も、スターウォーズには期待してしましますね〜。 

モチベーション管理以前の問題

関係者の皆様、平素は大変お世話になっております。

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早いもので、年末のご挨拶をさせて頂く時期となりましたが、ベトナムは旧正月が本番ですので、弊社ベトナム営業所は31日まで営業、1日のみ祝日で、後はカレンダー通り営業いたします。
 
さて、最近気に入っているツールとして、Slackがあります。
 
Slackとは、チャットができるコミュニケーションツールです。シンプルなUIデザインで、ショートカットキーも豊富。プログラミングコードを綺麗に投稿できるスニペットが用意され、高性能な検索機能など、「情報共有のしやすさ」「情報の蓄積」として最適なコミュニケーションサービスです。
 
所謂、Skype、チャットワークに変わるものです。
 
わかりやすい利点としては、コードスニペットが使えます。ソースコードをそのまま送れます。Skypeで送るのは改行コードとか怖いですよね。また、ファイルは別途管理出来、アーカイヴとしても使えます。無料です、有料版もあります。無料と有料の違いは下記を参照ください。
 
色々細々といいところはありますが、私がSlackで一番気に入っている所は、個人と個人(自分と相手の2人)で、チャンネルという形で、それぞれ別々のスレッドを作れる所です。
 
毎日、スタッフの何人ともチャットツールを使ってやり取りをするのですが、正直、タスクのプロセスに直接関係無い事を言ってくる事が多い、と感じていました。
 
笑い、ジョークのようなハイコンテキストな話ではありません、真剣に内容を勘違いしているのです。
 
ベトナムで仕事を始めてしばらくは、ベトナムの人の気質がそうなのかな?私の伝え方がおかしいのかな?と自分を言い聞かせている所があったように思います。
 
しかし、仕事は仕事、気質なんて仕事の本質には関係ありません。求められたものに対して最低限、それ相応のものでお返しが出来ないと、そもそも仕事になりません。
 
ですので結論、仕事ではプロフェッショナルであるべきです。勘違いのレベルの低さはつまり、プロ意識の低さを物語っていると言えます。(もちろん、伝え方も大事です。)
 
その意識の低さに関して、日頃から言及はしていたのですが、それをSkype上で行っていたのでは、タスクのプロセスに直接関係の無い会話でスレッドが汚れ、結局なんの話かわからなくなっていることが多かったように感じます。
 
一方、Slackでは文脈を逃しません、個人と個人でチャンネルを切れますので、ちょっとでもタスクのプロセスに関係ない事を言い出したら、その点について別チャンネルを切り、徹底的に話合う事が出来ます。
 
スタッフのモチベーション管理について悩む時期もありましたが、それ以前の問題だ、と最近は思います。プロフェッショナルで無い人のモチベーション向上を図るなど、意味あるように思えません。
 
来年こそウチからプロフェッショナルを生み出したい、そう最近は思っています。
 
 
最後になりましたが、時節柄、皆様ご多忙のことと存じます。くれぐれもお身体にはご自愛くださいませ。来年も相変わらぬご愛顧を頂けますようお願い申し上げて、歳末のご挨拶とさせて頂きます。
 
 
追記:伝え方に関して悩んだ時期もあります。日本人もベトナム人も、英語は第二言語ですから、英語の勉強よりもベトナム語を…と思い、ベトナム語も勉強していますが、そもそも、他の言語を勉強する事で、自分では気づけない、日本人の表現の思い込みについて気づく事が出来ます。本著はその表現の違いについて端的に説明しており、わかりやすいです。

willとbe going to、冠詞のaとthe、現在完了形と現在完了進行形、過去形と過去完了形、thinkとsupposeなど、日本人がその使い分けにおいて最も間違えやすい文法事項に焦点を当て、ネイティブスピーカーと可能なかぎり正確なコミュニケーションをはかるための、考え方の基本を提示。

 

本当に考えるとはなにか?強固なマネジメントと考えるスキルの関連性

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(Play Station 3かな、と思ったらFun Station 3でした。メーカー名はハッキリと明記されていません。タカオ君、プレゼント本当にありがとう。ケーブルはよくよく確認するとモノラル出力でした)
 
昨日は誕生日でした。34歳になりました。常日頃からお世話になっている皆様、改めてありがとうございます。
 
相変わらずこの歳になっても毎日成長しなければ、と思わされる日々です。強固なマネジメントと、考えるスキルの関連性について。
 
人は大抵、問題が顕在化するまで放置します。そして自分から問題を顕在化しようとしません。普段の生活、仕事の中で、問題を問題と認識出来ないのがまず問題であって、辛うじて兆候に気づいたとしても、その問題の深刻度を正確に認識出来ない限り、人は動きません。
 
考えてみれば、可能性を信じて日本を出、先進国でビジネスをやっているわけですから問題なんて山積みなはずです。今日は何もなかったな、という日がある方がむしろおかしいくらいです。つまり、普段から問題を顕在化出来る仕組み作りが大切だと。
 
ポジションがある程度上がってくると会社の情報が逐一入ってくるので、ビジネスの全体像をある程度感覚で把握出来るようになり、シビアな経営状況にならない限り、経営判断を感覚でしてしまう事が正直、多くなる気がします。その感覚はあながち間違ってはいないはずです。しかし一旦、経営状況がシビアになった場合、その時に下した経営判断がポジション間のマネジメントに亀裂を生む、と。
 
ところで、インプットとアウトプットのスキル云々については良く言われる事ですが、その2つの間に考えるスキルがなければ、どれだけインプットとアウトプットのスピードを上げたとしても、アウトプットのクオリティは期待出来ないものになるでしょう。
 
ただ考える、と言っても難しいものです。売り上げを上げる為には?と漠然と考えていても一向に前に進みません。下記スピーチは痛い所を突かれた、という人が多いのではないでしょうか?(私はそうです)
 
アインシュタイン以上のIQを持つ、自閉症の少年のスピーチ。「大切なのは学びじゃない」
 
必死に何かを学ぶよりも、考えろ、という事を訴えているスピーチです。確かにこの少年が言っている事には共感出来ます。しかし私は、考えるにもスキルが必要なのではないか、と。
 
 
まず、良く知られた【考える】手法として、問題を小分けにし、認識しやすくする手法があります。これはIssue Treeとして著名な経営コンサルタント大前研一氏著『企業参謀』でも紹介され、日々のタスク整理や管理でもよく利用している方が多いはずです。
 
  
しかし問題を小分けにしていった結果、【情報】がない為、それ以上に細分化、深化出来ない、という事態に陥り、そのままなんとなく放置されている事は多いのではないでしょうか?
 
実はここに、問題を正確にマッピングする為の【情報を集めるスキル】も必要なのでは、と。考えてみれば、求める情報を正確に、いつでも素早く集める事は意外に難しいものです。
 
つまり、普段から【自分(のビジネス)に関連する】情報収集を意識的に行い、情報のマッピングを行い、自分(のビジネス)の立ち位置を常に明確化しておく事、つまりそれが【顕在化していない問題を顕在化する前に見つけられる手段】となり、それは結局【感覚のみによらない経営判断、そして経済状況の波に影響されない強固なマネジメントの構築に通じる】と。
 
このような事を気づかせてくれるスタッフ、環境に本当に感謝しています。今年も1年、成長が多くて実りのある1年になりますように。
 

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やまやは本当にいい奴です。
 

本当の優しさ

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(ガッツリビ-ガン)
 
本当の優しさとはなにか。
 
優しくしても、結局お互い死んじゃうとなると、それは本当に優しさなのか。現代社会は死んじゃうまで中々行かないのでそこの所、実に見えづらい。
 
本来そもそも何の為に優しさがあるのか、男女間のみならず、助け合わないと死ぬシーンがあったからではないか。例えば旧石器時代を想像すると、現在の基準で優しさをバラまいたら多分すぐ死ぬ。何人か巻き込んで死ぬ。
 
でもそれは実は今も同じで、中々死に直結しないので見えにくいけど、力が無いのに人を助けるとか、必要の無い優しさを振る舞う事は結局、相手と自分(の成長機会)を殺してるのと同じじゃないのかな、と。
 
ただ、現代でも時々、本当の優しさを感じる時がある。このままだとお互い死ぬかもという大変な状況を共有出来た時だ。そんな時、自然に力のある方が無い方を助ける、実に自然な優しさを感じる。
 
5年程前、『これ2徹だわ死んだ』と私がボソッと言った時の、『手伝いましょうか?』と即言い出す畑中くんの優しさは本当に凄かった。畑中君も前日寝てないのに。
 
結論、優しくするなら強くなれ。強くないなら優しくするな、むしろ弱さを共有しろ、それが出来無いなら組織としての成長は無い。
 
*追記
大変の度合いを共有出来るかどうかはかなり重要かと。人種もそうですが、バックグラウンドが違うとその大変度合いの共有が難しい、と強く感じる。ただ、全員が全員同じ基準を持っていても、事業の継続性という意味では危ないかもしれない。